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2016年2月28日 (日)

こう云う日も有ります

・生前は我妻を、正直 「美人」 だと思ったことは余りありません。

 でも、結婚したくらいですから可愛いとか、愛おしくて柔らかそう

 な頬っぺたに触れたいと思ったことは度々です。

 このところ、遺影を見るたびに 「美人だったなー」 とか 「自分は

 ラッキーだったな」、 「もっと口に出して言って、大事にすれば良

 かった」 などしきりに思いますが、後の祭りです。

 国際基準に照らして美人だったかどうかは、別にしてです。

 遺影がフェロモンを出すはずが有りませんから、多分私のフェロ

 モンの影響だと思います。

・私は女の人の化粧が余り好きでは有りませんでした。

 結婚当初は、妻にはっきりそのことを伝えました。

 女の人の風呂上がりなど、上気した顔はとても美しく、手を加える

 必要などありません。 結婚当初ですから50年近く前に話をした

 ことになります。 私の気持ちを尊重したのかどうか、妻は薄化粧

 に留めていたようです。 ただ着物を着てお出掛けするような時は

 本気で化粧をしていましたから、本心はそれなりに化粧をしたかっ

 たのではないかと思う時も有ります。

 でも、基本的な価値観は合っていた夫婦だと思いますので、化粧

 に関してほぼ同じ考えか、十分妥協の範囲だったのだとは思います。

・エレベーターの中とか飲食店で強い化粧の匂いに辟易するのは二人

 とも同じでした。  しかし私は、化粧の香りにどんな記憶があるのか、

 滅多にないことですが、白粉の香りで妙に ムラムラ トキメクことが

 あることも事実です。 多分子供の頃に 化粧の香り=大人の女の人

 と刷り込まれたのだと思います。

・遺影の写真は本宮へ観光がてらドライブした時の写真を自分でパソコ

 ンでトリミングしてA4判にプリントアウトしたものです。

 一応言っときますが、完全無修正です。

 旅行写真などが沢山ある割に、遺影に出来そうな写真がそれ程なく

 選ぶのに迷った覚えがありません。

 遺影にしては出来過ぎの写真で、妻がまるでモナリザのような謎めい

 た微笑みを浮かべています。 例の、見る人の気分で微笑みの意味

 が変わって見えるやつです。 

 一人暮らしですから誰に気兼ねすることもなく、妻の写真に言いたい

 ことを思ったまま声に出して言えます。

 妻の応えは、残念ながら自分の脳内の声です。 これって精神衛生上、

 イイことなのか、回復の妨げになるのか ・・・ 分かりません。

  Photo

    遺影・・・ではなく  モナリザの絵です。

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