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2016年3月13日 (日)

取り合い

・昨日の土曜日の午後、日置川漁協の年一回の総代会が有りま

 した。 5~6年前に地区に4人居る総代の一人になり、毎回出

 席しています。 車で10分位の所の公共施設の畳の部屋に50

 人近く集まった会合です。

 去年は帰ろうとしたら、誰かが私のスニーカーを履いて行ったら

 しく見当たらず、最後まで残ったりしてひどい目にあい、スリッパ

 で帰ってきたことを思い出しました。

・会議は今までにない位揉めました。 閉会の挨拶では 「活発な

 議論」 と称して苦笑いしていました。

 争点は、友釣り客を誘致するための鮎、また資源としての鮎を

 如何にして保護・確保するかと云うことで、投網漁の希望者とど

 のように折り合いをつけるかです。 投網漁は上手な人だと一度

 の網投げで100匹位鮎が掛かり、効率が友釣りと桁違いです。

 投網漁は漁協の組合員だけに許されています。

 鮎の量が昔のように豊富なら、皆がそれぞれ楽しめます。

 しかし、山が杉・檜の植林で覆われ、ダム建設のツケが回ってき

 ており、また昨今の自然界の厳しい状況で年々鮎の数が減少し

 て、どこの漁協も経営難と聞いています。

 投網漁を楽しむために組合員になっている人が多い中、年々投

 網の漁期を縮めるなど、県の指導を含めて資源確保の対策を

 打ち出しています。

 鮎を保護し量を増やすためには、産卵期の鮎をなるべく捕らな

 いようにするのが効果的ですが、それが昔からの落ち鮎漁の

 時期と重なりますから利害が反します。

 経営陣の役員さんたちは、必死に組合員に理解や協力を訴え

 かけるしかありません。 結局経営陣の提示議案通りに採決が

 通りましたが、そこに行き着くまで1時間以上喧々ごうごうの議論

 が続きました。 まぁ、それだけ時間が掛かるのは直ぐに多数決

 の採決を取るのではなく、ひと昔前の寄り合いのように、話し合い

 を尽くして大勢の理解を得たい、との組合長の思いが込められて

 いるからでもあります。 昔のように 「川の中を歩くと踏んづける

 位鮎が一杯居た」 と云う状況を恨めしく思います。 

・木曜日には、地元の環境組織の役員会で田んぼの灌漑の話が出

 ました。 我田引水とか水の利害関係があるのは広く知られていま

 す。 私たちの地区でも配水を担当する 「水引きさん」 の苦労は相

 当大変だと云う話は耳に入ってきます。 しかし、公の場での問題に

 なるほど表面化はしていません。 基本的に穏便に済ませたいと云

 う力が働いているようです。 私たちが気を付けていなければならな

 いのは、おとなしい人たちが耕作を諦めて休耕田が増えることが無

 いようにすることです。

 私たちの地区は日置川の水をポンプで汲み上げています。

 その水を開水路と埋設のパイプラインで田んぼに届けています。

 昔に比べて水量が豊富で、約半分を占めるパイプラインは水道の

 蛇口をひねる感覚で灌漑水を注水できます。

 そのように水が豊富で、条件が良くなってきていますから取り合い

 することもなく、争いも避けることが出来るんですね。

  Photo
   ツルキキョウ  次々に色んな花が咲き始めたよ。

 

 

 

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