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2016年3月12日 (土)

風の電話

・3・11 昨日ばかりは日本中がシンミリです。

 5年経ったなんて信じられません。 復興途中の映像も生々しい

 傷跡だらけです。 東日本もやはり時間が止まってしまったよう

 です。 特に福島の原発周辺の状況は痛々しいとしか言いようが

 ありません。 放射線は目に見えませんから始末が悪いです。

 かけがえのない人を突然失った悲しみは、想像するに余りありま

 す。 私の場合は70過ぎまで共に人生を過ごせましたから、若く

 して近親者や大事な人を失った方々とは違いますが、別れの言

 葉も交わすことが出来なかった無念さは同じです。

・NHKスペシャルで 「風の電話」 を放送していました。

 津波で大きな被害を受けた、岩手県の海を見下ろす高台の庭園

 に設けられた電話ボックスの話です。

 それが 「風の電話」 で、線が繋がっていない黒電話と1冊のノート

 が置かれています。 「亡くなった家族や友人ともう一度言葉を交

 わしたいと願う 人々がここで受話器を握り「会話」をする。」 とあり

 ます。 震災直後に地元の人が設置したそうです。

 線が繋がっていない電話で話をする人、残された人の想いが沢山

 綴られたノート。 いつまでも悲しみ、立ち止まって居る訳に行きま

 せん。 誰が考えた電話ボックスでしょう、乗り越えて前に進むため

 に何ができるか、などと難しいことを色々考える以前に、自然に感情

 がこのような形のものを作らせたのではないでしょうか。

 大勢の人が訪れているようですが、多分趣旨などの説明が何も無く

 ても気持ちが通じていると思います。

・私の場合、亡き妻は 「常に我と共にあり」 に行き着き、特別な場所

 は必要ありません。いつでも、どこでも会話ができます。

 更に夫婦と云うのは一対一の感覚が強く、独り占め状態を単純に

 嬉しく感じます。

 娘達や妻を想ってくれる人達にはチョッと申し訳ないですが。

  Photo_3
           風の電話

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コメント

「風の電話」いいおはなしですねえ。いかにも日本人らしい優しさを感じます。会いたいんですねえ。震災前の家族に。会えるんでしょうね。BOXに入れば会話できるんでしょうね。つらいですねえ。

番組では、家族がお互いの気持ちをおもんばかって、それぞれ自分の感情を
抑えて口に出さないようにしていたのですが、皆がこの電話で生の言葉を初めて
口にして、気持ちを切り替えて一歩踏み出す様子が紹介されました。 

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